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洛中洛外画狂伝: 狩野永徳

洛中洛外画狂伝: 狩野永徳

学研パブリッシング「洛中洛外画狂伝: 狩野永徳」(谷津矢車氏著)の装画を描きました。

戦国末期の稀代の絵師・狩野永徳が、時の将軍・足利義輝や、松永久秀、織田信長らとの関わりの中で、どのように成長してきたかを描く一代記。若き天才である永徳の狩野家の中での苦悩や、政治・戦争に翻弄されながらも強く生き抜く姿を描く。

学研出版サイトから引用しました。

日本で一番著名な絵師といって過言でない狩野永徳の姿を描かなくてはいけないということで、これは色々考えてしまうと恐ろしくて描けなくなってしまう……!!と思い、極力それは考えずに「絵を描くことに自分のすべてを賭けている人物」と捉えて描くことにしました。
……としても、かなり重かったことには変わりないのですが。

表1は成人している若き日の永徳、表4は幼い日の永徳の姿を描きました。
私はモノクロで絵を描かせていただき、あとはデザイナーさんにお任せいたしました。
どんなふうにしていただけるのかなとわくわくしておりましたが、洗練された印象的なグラデーションをのせていただき、かっこよくしていただけて、とっても感激しています。

物語では若き日の永徳、狩野源四郎の姿が描かれているのですが、自分も絵を描く人間の端くれとして……とはいえまあレベル的に天地の差がありますが(汗)、絵を描くときの心境については共感できる面があり、しかしでもやっぱり、天才というのはこういうものかと、並の人間では決して追いつけない面もまざまざと見せ付けられ、絵師の凄さにしびれるばかりでした。

そして源四郎の仕事は政治にも密接にかかわりのある、大変な緊張感を伴うものであったということが大変興味深く、源四郎と将軍や信長などとの深く鋭い関わりなどがとても魅力的に描かれていて、大変惹きこまれます。

作中にも登場して大変重要な役割を果たす、永徳の「洛中洛外図」、私も作品を拝読して大変気になって、永徳の本を購入して洛中洛外図を観てみたのですが、作品を読んだあとには大変感慨深く観ることが出来ること請け合いです。

作者の谷津矢車氏はツイッターで時々作品の解説をして下さっていて、これが大変興味深い内容です。
私の絵も、時代考証すると実は色々違っているようなのですが、あえてこれで!と判断してくださったようです。
(知らなかった……!)
画狂伝タグには特に注目です!

歴史小説の装画は以前にも描かせていただいたことがあるのですが、私はなにしろ歴史に疎く、ネットで一語一語調べながら原稿を拝読するようなこともあるのですが、こちらの作品は大変読みやすく、なおかつ歴史の流れについて理解できた気になれました。
歴史小説を読みなれていない方にもぜひぜひ、そして絵を描くのが好きな方、観るのが好きな方にもお気軽に読んでいただきたいです!
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