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愛書探訪「ブラッカムの爆撃機」「柳橋物語」

ブラッカムの爆撃機柳橋物語

読売新聞6月7日、7月2日の土曜夕刊(夕刊の無い地域では日曜朝刊)の連載記事、「愛書探訪」(あさのあつこ氏選)でイラストを一枚ずつ描かせていただきました。
第2回は「ブラッカムの爆撃機」(ロバート・ウェストール氏著)、第3回は「柳橋物語」(山本周五郎氏著)です。

「ブラッカムの爆撃機」は戦闘の描写がリアルでとても恐ろしいのですが、なぜか読むのが面白くて繰り返して読んでしまいました。
私はわりと残酷なお話を読むのが苦手なので不思議だなと思ったのですが、あさの先生も「真実の面白さに満ちています」と解説していらして、まったくその通りだと思いました。
描写がどこまでもリアルで、しかも人間に対してどこかあたたかい視点を感じるせいでしょうか。

新潮社から出ている単行本は宮崎駿監督が装画、漫画などを描かれていて、とても豪華で魅力的です。

ブラッカムの爆撃機

「柳橋物語」は、これでもかこれでもかと苦難に見舞われる一人の少女が大人の女性として成長し本当の愛というものに気付き自分の足で歩いてゆく物語だと思います。
確かに地団駄を踏みたいくらいに不運の連続なのですが(身内との別れ、誤解から来る陰口、地震、大火、水難などにも見舞われます)、主人公のおせんを支えてくれる人が必ずいて、冷たい仕打ちを受ける中でもどこかに救いがあるので、私は不思議とそれほど辛い思いをせずに物語を読むことが出来ました。
そして、いろんな苦難の末おせんが獲得したものは大変に気高く尊いものだと感じました。
あさの先生がおっしゃっていたように、読んだ時期によってずいぶん印象の変わる物語だろうなと思います。

今まで自分が読んだことがない名作に触れることが出来て、絵を描かせていただくのも毎回とても楽しいです。
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