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優しいおとな

優しいおとな

9月25日に中央公論新社さんから発行されました、『優しいおとな』(桐野夏生氏著)という本の装画を描かせていただきました。
昨年、2月~12月に読売新聞土曜朝刊で連載されていた小説の単行本化です。
新聞連載時、挿絵と題字を担当させていただいておりました。
昨年約一年間、ずっと関わらせていただいたお仕事だけあって、いざ本になると感無量です。

新聞連載中に約47枚のイラストを描かせていただきましたが、
今回こちらの単行本にはカバーイラストを描き下ろさせていただき、
加えて連載時のイラストのなかから、もくじ、章扉、他にカラーで8点、装丁まわりにモノクロコラージュで22点、計30点を収録していただいてます。
47枚中の30枚というたくさんの枚数をこうして再び使っていただけて、私としては感無量であります。
ありがたい限りです。(感涙)

カバーはキラキラしたメタリックがかった紙に印刷された上に白いタイトルと黒い著者名が型押しされていて、とっても美しいです。
カバーを外すと表紙、裏表紙、見返しと、連載時のイラストのモノクロのコラージュで覆われていて、渋くてかっこいいです。私のガサガサした絵のせいか、新聞印刷を彷彿とします。
とっても手の込んだカッコイイ装丁に感激してます。
私の絵でもこんなかっこいい本になるんだなあ~、って、いつも思うことなのですが、今回もつくづくそう思いました。

カバーは夏のシブヤの街のイメージということで、わかりやすいシブヤの風景を狙って、おなじみのスクランブル交差点付近を描きました。
いろいろ、荒廃させてしまっているので、現存の立派なビルの関係者の方には申し訳ない心地もほんのりいたしましたが、あくまでこちらは「現存する渋谷によく似た渋谷の街」であって、完全にフィクションであるということでお許しいただきたいです。

物語の中で、夏のイオンは一番荒んでいる時期だったと思うので、表情はかなり悩みました。
これがイオンたちの世界を描く最後なんだなあ……と思うと、感慨深かったです。
桐野先生から紡ぎ出されたこの世界が、私はほんとに愛おしくて大好きでした。


連載時、細切れに読んでいた物語を連続した形で読める幸せ!
そして単行本化に当たり、桐野先生が数箇所加筆なさっています。(おおっ!と思いました)
まだお読みになってない方はもちろん、連載時読んでくださっていた方もぜひ、本の形になった『優しいおとな』をぜひ読んでいただきたいです。

あと、まだ中央公論新社さんのサイトの中に
『桐野夏生 優しいおとな|特設ページ』が!
一部工事中のコンテンツもありますが、著者紹介、ポップのダウンロード、あと一部書店で無料配布されております「広報シブヤ」(←編集さん曰く、実物はけっこうレアだそうです)の立ち読みのコーナーなどありますので、ぜひチェックしてください。
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