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スイッチを押すとき

スイッチを押すとき

10/25に角川書店さんから文庫本化されて発売になりました、『スイッチを押すとき』(山田悠介氏著)という本の装画を描かせていただきました!
絵を描かせていただくにあたり、本を読ませていただきましたが、私の感想は、「泣ける」とか「感動」とかいうより、ひたすら「憤り」「ショック」という感じでありました。
なんというか……その設定も、そして登場人物たちのとった行動も、私にとってはものすごく衝撃的で、そしてなおかつ受け入れることが難しいものだったのでした。
「受け入れられない」といっても、この作品が好きとか嫌いとかそういうことと別次元な話です、念のため!

私は昔から映画とかドラマとかに現れるディープな世界を、「あくまでフィクションの世界」と割り切ってドライに捉えることがどうにも苦手で、うっかりその世界に浸かって感情移入してしまったりすると、すっかり翻弄されて疲れてぐったりしてしまうことが多々あるのですが、この小説を読ませていただいた直後もかなりそれに近い感じで、すっかり振り回されてしまった自分がありました。
それ以来、掃除機をかけているときとか、お風呂で頭を洗っているときとか、ふと気がつくと、「私が彼らのような立場だったらどうするだろうか」ということをずっと悶々と考えていたりします。いろんなシュミレーションを頭の中で繰り広げてしまっていたりします。
こんな風に重くとらえる人って、あんまりいないのかなあ……私にとっては特に重く感じてしまうテーマだったせいもあるとは思うんですが

誰にとっても、生きること死ぬことというのは大きなテーマだと思うのですが(意識するかしないかの差はあると思うんですが)、私にとっても、否応なく様々な機会で考えさせられ続けていることで、この小説は、そんな私に対して、またひとつ考えさせられるケースを投げかけてきた、そんな感じです。
命の大切さ尊さ、とか、そんな漠然とした崇高なことじゃなくて、もっと身近で具体的な状況で投げかけられる、QOLとか、積極的に死を選ぶ状況とか、そういうことについての……
うーん……ダメダ作文が下手で言いたいことをうまくお伝えできません。

この本を読まれるたいていの方々は、娯楽として割り切って、こういう作品をさらっと読めてしまうのかもですね……私にはとてもうらやましいんですが。
私はそこまで大人でないし、そこまで子どもでもない、というところなんでしょうか。
私みたいに「ちょっとそれおかしくないか??」とグルグル考えるような人がいたらなんか嬉しいなあ、なんて思ったりしてます。
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