2013年01月

奥の奥の森の奥に、いる。

奥の奥の森の奥に、いる。

幻冬舎より発売になりました、「奥の奥の森の奥に、いる。」(山田悠介氏著)のカバーイラストを描きました。

山田悠介さんの作品に絵を描かせていただくのは、これで4冊目になります。
前の3冊は文庫でしたが、今回は初めて単行本に描かせていただきました。

地図にも載っていない人里離れた奥地で、政府は密かに、悪魔の遺伝子を持つ男女を軟禁し、悪魔を育てる牧場として管理している。
ここで生まれた男は15歳で“悪魔を発症"するが、ほとんどの場合が“できそこない"として殺される。
ある日、「自分の運命は自分で決める」と、少年6人が、女や子供を連れ、この牧場から逃げ出した! 自分の悪魔化を止めることのできない少年たちが、最後にとった行動とは?

――悪魔になるしかない僕たちが、愛する人を守るためにできるのは、“殺し続ける“ことだけだ!
15歳にして哀しき運命を背負わされた、少年少女の恋、友情、悲劇。


帯の文章を引用しました。

山田さんならではの斬新な設定と、ラストの意外な展開で、どんどん物語に引き込まれます。
命を狙われる極限状態、しかも自分の人間性まで中から外から失われていくような状態の中で、いかに自分を保って「人間」として生きることができるのか。
自分がこのような立場に置かれたらどうするだろうなあ、と考えてしまいます。

……ていうか、今、いただいた見本を見ていてはじめて気がついたのですが、ビックリな特別企画が!
本に挟まれている読者ハガキで、なんと、
次回刊行予定の山田悠介氏作品に自分の名前を登場させる権利
の抽選に応募できてしまう!!
面白そう~!
どんな役柄かは選べないそうなので、出てきてすぐ殺されちゃったりする人物の名前になってしまうかもですが、私、それでもいいなあ~(笑)!
とっても貴重なことだと思いますので、ファンの方はぜひぜひ!
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小説新潮 2013年2月号

小説新潮 2013年 02月号 [雑誌]手の中の空白

新潮社「小説新潮 2013年2月号」掲載の白河三兎氏の短編小説「手の中の空白」の挿絵を一枚描きました。
「推理小説的日常(ミステリーライフ)」という特集の中の一編です。

舞台は遊園地の観覧車、そこでスタッフとしてバイトしている主人公の三十路直前の男と、その後輩バイト員の女子大生の物語です。
密やかな趣味をもつ男と、一見不思議ちゃんで天然な女子大生と、彼らを取り巻く人たちが観覧車でさまざまな人間模様を織り成しつつ、「そういうことかー!」ってなる、最終的にはさわやかで、なんだか元気がもらえるような物語です。

女子大生の田嶋さんのキャラクターがとってもいいです。
物語が進むにつれて彼女に惹かれていきます。

挿絵は舞台となる観覧車と田嶋さんを描きました。
ぜひ読んでいただきたいです。

ガッツン!

ガッツン!

双葉社より発売になりました、「ガッツン!」(伊集院静氏著)のカバーイラストを描きました。

出会いは東京神楽坂、毘沙門天の境内だった。
大学生になったばかりの3人――貧乏学生のユウト、老舗料亭の娘マチコ、秀才のカズマ。
それぞれが麻雀に魅せられ、麻雀を通して知る人間や社会、そして青春の輝き。
著者にしか描けない麻雀青春小説。


「小説推理」に連載されていた「ガッツン!神楽坂麻雀日記」が単行本化されたものです。
連載時にも挿絵を描かせていただいておりましたが、それを多数収録していただいてます。

九州出身でわりと硬派で、しかし自堕落なユウトと、麻雀の魅力に目覚めてメキメキと腕を上げる、気風のいい老舗料亭のお嬢様のマチコ、秀才でエリートを目指しているけれどいつも二人から半歩遅れているようないまいち冴えない(笑)カズマ。
みんな大学生のはずなのだけど、ちっとも勉強していない(笑)、麻雀に翻弄される学生生活。
神楽坂の魅力的な大人たちと出会いながら、それぞれ転機を向かえます。

私も大学時代にちょこっと麻雀で遊んでおりましたが、ここまでではなかった……。
マチコのトレーニングとか、なんだか私もやってみたくなりました(時間があれば)。
こんな青春も面白いと思います。
そして続きが、彼らのこれからの行く末が大変気になるところです。

小説すばる 2013年 02月号

小説すばる 2013年 02月号 [雑誌]map4_1.jpg

集英社「小説すばる 2013年2月号」掲載、朝井リョウ氏の連載小説「世界地図の下書き」第4回にイラスト2点描いてます。

朝井リョウさん、「何者」で第148回直木賞を受賞されましたね……!
おめでたい!
しかし、私はこの「世界地図の下書き」で直木賞を受賞されるのだとばかり思っておりましたので、
(↑小説すばるの担当編集者さんが前にそうおっしゃっていた)

「早い……!」

と思ってしまいました。(笑)

「もう一度一緒に暮らしたい」と伯母がコンタクトをとってきたことで、両親の死後に伯母の家にひきとられ息苦しく生活した記憶を反芻する太輔。
気持ちのよりどころのない子ども達に胸が痛みます。

今回は、伯母のうちで洗濯物をたたむ、当時の太輔と、伯母の家に引き取られてゆく太輔を描きました。
こんな境遇に置かれたら、子どもはほんとはどんな顔をするのだろう。

「kaleidoで魅せる装丁・装画」展

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告知遅れました……。

関西美術印刷ギャラリーshibuya355にて開催中の、「kaleidoで魅せる装丁・装画」展に参加しております。

これは昨年末関西でありました企画展の拡大バージョン。

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私は前回同様、デザイナーの宮川和夫さんと組んで「不思議の国のアリス」の装画での参加です。
前回は遠くてご覧になれなかった方、また、お近くの方、是非ご覧になってください。


という私もまだ行けてないのですが……(汗)。
渋谷は近いぞッ!
今度こそ行くぞッ!

「kaleidoで魅せる装丁・装画」展
関西美術印刷ギャラリーshibuya355にて

2013.1.11(fri)-2.1(fri) 入場無料
Open 11:00-19:00(日祝休廊)

主催:関西美術印刷株式会社
協力:日本図書設計家協会・東洋インキ株式会社・株式会社竹尾

オープニングパーティ/1.12(sut)18:00-20:00(終了しました)

日本図書設計家協会・関西支部企画展でkaleidoを用いて制作した
オリジナルブックカバー24作品に新作6作品を追加、
さらに書き下ろしイラストレーションでポスターを制作し展示いたします。
RGBモニターに近づく色表現領域の確保を可能にした最新の印刷技術をご高覧下さい。

参加作家(パンフレット掲載順・敬称略)

城谷斉彦/濱崎実幸/宮川和夫/スカイエマ/竹田壮一朗/小倉正巳/井上二三夫/上野かおる/糟谷一穂/山本祐司/小林元/白沢正/タオカミカ/おかだひとみ(装丁協力)/タケナカ・ユウキ/おちまきこ/田中和枝/前田俊平/いのもとまさひろ/白沢正(装丁協力)/小栗山雄司/ナツコ・ムーン/折原カズヒロ/静野あゆみ/石橋富士子/谷元将泰/高野謙二/土屋みづほ/浜野史子/常松靖史/金斗鉉/野々村ゆみ子/宮坂佳枝/宮澤ナツ/岡田ひとみ/柳原望/倉本修/J・テニエル/神原宏一/佐藤博一/白畠かおり/仁井谷 伴子/浜坂公男/福田和雄/加藤木麻莉/ペドロ山下

パラドックス実践 雄弁学園の教師たち

パラドックス実践 雄弁学園の教師たち (講談社文庫)

講談社文庫「パラドックス実践 雄弁学園の教師たち」(門井慶喜氏著)のカバーイラストを描きました。

唖然! 目からウロコの弁論ミステリ!

初等部から大学院までをそなえた伝統ある名門校、雄弁学園。
最大の特色は通常の科目の他に「雄弁」を学ぶこと。
新任の教師、能瀬雅司(のせまさじ)は生徒から難問を突きつけられ、雄弁術で証明しなければならなくなった。失敗したら生徒たちに失格の烙印を押されてしまうだろう。
新米教師は無事「試験」に合格できるのか?


講談社のサイトより引用しました。

この学校の先生、大変そう……!!
そして案の定、大変なことになってます。

初等部から大学までを舞台に、癖のある先生、生徒、その保護者が弁論で戦います。
私は口下手というか、いつも要領を得ずグダグダな感じにしか話ができないので(ウウ……)、弁がたつ人って凄いなあって思います。
この物語では、「雄弁術」といっても、話す技術で人を説き伏せるというより、理論的に物をとらえなおすことによって納得させる、といった方向に言葉が作用している感じがしました。
(って、もうすでにうまく説明できてませんが……涙)
ことばって難しい……。

カバーには悩める先生を、誇張しつつもあまり深刻すぎない感じで描いてみました。
先生がんばれ……!

新選組一番組長 沖田総司の生涯

新選組一番組長 沖田総司の生涯 (新人物往来社文庫)

1月15日発売、新人物往来社文庫「新選組一番組長 沖田総司の生涯」のカバーイラストを描きました。
新人物往来社文庫の新選組関連の本のカバーイラストは「斎藤一の生涯」「土方歳三と新選組10人の組長」に続いて3作目になります。
今回も、前作までを踏襲したイメージで描いています。

新選組三番組長 斎藤一の生涯 (新人物往来社文庫)土方歳三と新選組10人の組長 (新人物往来社文庫)

新選組の中でも沖田総司は最も著名なメンバーに入るので、すでにもたれているだろうイメージを大きく崩すことなく描かねばという緊張もありましたが、それでも私らしい「沖田総司」を描きたいと思いました。


私の中の沖田総司像は、高校時代に読んだこちらの本によるところが大きいと思います。

沖田総司

とっても魅力的で、何度も読み返したなあ……。
気がつかなかったのですが、こちらの本も新人物往来社から発行された本でありました。
そう考えると、こうしてご縁があって絵を描かせていただけるとは、大変感慨深いです。

月刊 J-novel (ジェイ・ノベル) 2013年 02月号

月刊 J-novel (ジェイ・ノベル) 2013年 02月号 [雑誌]Bittersweet Waltz 01

実業之日本社「月刊ジェイ・ノベル2月号」小路幸也氏の新連載小説「Bittersweet Waltz」に挿絵を1枚描きました。
前作「coffee blues」の続編で、「モーニング」を含む「ダイ・シリーズ」の3作目になります。
時は流れて「coffee blues」のときから9年経過しています。

私は文庫版「モーニング」の装丁と「coffee blues」の連載時挿絵、単行本装丁を描かせていただいていますが、今回はちょうど「モーニング」と「coffee blues」の中間の地点のダイたちを描くことになります。
弓島珈琲は健在、登場人物たちも大部分の方々は健在でほっとしています。

「coffee blues」で三栖さんが大好きになって、「もっと三栖さんを~!三栖さんを~!」と叫んでいた私にとっては待望の続編!
なのですがしかし、連載第1回には三栖さんの存在は描かれるものの、登場は無し……そればかりか、安否さえ不明な状態!
もし私の三栖さんになにかあったら……なにかあったら……

いや~~~っ!!(涙)

初回にしてすでに物語の展開から目が離せません。

小説屋sari-sari1月号

小説屋sari-sari1月号

角川書店から配信されました、電子書籍版「小説屋sari-sari1月号」にイラストを3点描いてます。

本読み女子におくる、旅と冒険の物語マガジン!神永学描くニューヒーロー『怪盗探偵山猫』大特集!

「ローウェル骨董店の事件簿」「貴族探偵エドワード」シリーズの著者が贈るハートフル英国ミステリ!…大特集「怪盗探偵山猫」スペシャル記事と、新作「虚像のウロボロス」冒頭掲載!!「Another ~episode S」記憶をなくした幽霊と、異能少女見崎鳴の不思議な触れあい…!?【今号の執筆者】綾辻行人/神永学/小橋めぐみ/北山猛邦/椹野道流/三浦しをん(50音順)


今回はアリスとドードーのお江戸珍道中!という感じで描いてみました。
空っ風に負けずに明るい二人の旅をご覧いただけたらと思います。

購読はBOOK☆WALKER他でどうぞ。

忍剣花百姫伝(五)

(P[こ]5-5)忍剣花百姫伝(五)紅の宿命 (ポプラ文庫ピュアフル)kao05_mo.jpg

1月5日にポプラ社さんから発行されました、ピュアフル文庫『忍剣花百姫伝(五) 紅の宿命』(越水利江子氏著)の装画を描きました。
時代活劇ファンタジー、第5巻目です。

花百姫と八忍剣は、数十年前の未来へと時を超えた。
そこで明らかになる霧矢の悲恋のドラマと美女郎の出生の秘密とは。


ポプラ社さんのサイトから引用しました。

今回は霧矢と美女郎の秘密が明らかに!
特に美女郎はともに暮らす(?)敵対する立場であるはずの小太郎や鳴神流山の影響や、自身の秘密を知ったことで、彼自身の心に徐々に変化が見られて、その初々しい感じが(?)なんかとってもいい感じです(私的に)。

今回の花百姫七変化ですが(←と毎回私が勝手に思っている)、なんとマニア垂涎の巫女装束!
これは描かないと!
ということで、カバーは巫女装束の花百姫&霧矢です。
巫女の衣装初めて描きましたよ……。

花百姫、心身共にめっちゃ強くなってます。
そしてなんともけなげ。
花百姫は霧矢に恋していて、少女らしく心を揺れ動かしたりもしているのですが、なんというかそれ以上に人間愛に満ちていて、霧矢に寄り添う気持ちにも「女」の部分よりはむしろ子どものような純粋さを感じます。
それこそ性別も超越してしまっているような……。
なので花百姫を描くときは中性的になるように心がけてます。

花百姫を描けるのもあと2巻!
大切に描いていきたいと思います。
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