2011年07月

PHP 2011年7月号

血筋というもの

6月10日にPHP研究所さんから発売されました『PHP 2011年7月号』に絵を描かせていただきました。
伊藤たかみ氏の読み切り短編小説『血筋というもの』に挿絵を3点描かせていただきました。

こちらは「ひとしずくの物語」という、6人の作家さんにより心温まる物語を掲載するシリーズの第1話です。

夫の視点から、その妻と妻の父の親子二人に流れるせっかちな生活リズムに流される日々、そしてそれが子どもの成長によってますます加速してゆくさまをどこか達観した感じでふり返って綴られています。
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愛書探訪「ブラッカムの爆撃機」「柳橋物語」

ブラッカムの爆撃機柳橋物語

読売新聞6月7日、7月2日の土曜夕刊(夕刊の無い地域では日曜朝刊)の連載記事、「愛書探訪」(あさのあつこ氏選)でイラストを一枚ずつ描かせていただきました。
第2回は「ブラッカムの爆撃機」(ロバート・ウェストール氏著)、第3回は「柳橋物語」(山本周五郎氏著)です。

「ブラッカムの爆撃機」は戦闘の描写がリアルでとても恐ろしいのですが、なぜか読むのが面白くて繰り返して読んでしまいました。
私はわりと残酷なお話を読むのが苦手なので不思議だなと思ったのですが、あさの先生も「真実の面白さに満ちています」と解説していらして、まったくその通りだと思いました。
描写がどこまでもリアルで、しかも人間に対してどこかあたたかい視点を感じるせいでしょうか。

新潮社から出ている単行本は宮崎駿監督が装画、漫画などを描かれていて、とても豪華で魅力的です。

ブラッカムの爆撃機

「柳橋物語」は、これでもかこれでもかと苦難に見舞われる一人の少女が大人の女性として成長し本当の愛というものに気付き自分の足で歩いてゆく物語だと思います。
確かに地団駄を踏みたいくらいに不運の連続なのですが(身内との別れ、誤解から来る陰口、地震、大火、水難などにも見舞われます)、主人公のおせんを支えてくれる人が必ずいて、冷たい仕打ちを受ける中でもどこかに救いがあるので、私は不思議とそれほど辛い思いをせずに物語を読むことが出来ました。
そして、いろんな苦難の末おせんが獲得したものは大変に気高く尊いものだと感じました。
あさの先生がおっしゃっていたように、読んだ時期によってずいぶん印象の変わる物語だろうなと思います。

今まで自分が読んだことがない名作に触れることが出来て、絵を描かせていただくのも毎回とても楽しいです。

PONTOON(ポンツーン)6月号、7月号 2011

はぶらし12はぶらし13

幻冬舎さんから発行されました、文芸PR誌『PONTOON(ポンツーン)』6月号、7月号2011に絵を描かせていたきました。
近藤史恵氏の連載小説『はぶらし』に挿絵を一枚ずつ描かせていただいてます。
連載第12、13回。

水絵の抱える事情の一片がひとつ、またひとつと明らかになり、彼女の立場から彼女の思考を考え直す鈴音。
鈴音は細やかに水絵の心情を推測して、自分の水絵に対する行動を省みます。
水絵はとても不器用な人なのだと思う。
鈴音は間違っていないけれど、根本的に彼女たちがもっと友人と呼べる関係だったらこんなちぐはぐにはならなかったんだろうなと思ったりしました。

そういえば、以前雑誌のお仕事で挿絵を描かせていただいたことがある『盤上のアルファ』(塩田武士氏著)は、文化部の新聞記者の部屋にプロ棋士を目指す得体の知れない男が転がり込んでくるお話だったのですが、こちらのほうが思いっきり強引な転がり込み方なのですが、転がり込んできた人間にあまりにも繊細さがない分、転がり込まれたほうも気兼ねなく悪態をつくし、被害者意識もガンガン表に出せるしで、遠慮がない分、逆にいい関係を築けていました。
人間の関係性って多種多様ですね。

小説推理 2011年 7月号、8月号

小説推理 2011年 7月号小説推理 2011年 8月号ガッツン!7


5月28日、6月27日に双葉社さんから発行されました雑誌、『小説推理 2011年 7月号』『小説推理 2011年 8月号』に、絵を描かせていただきました。
伊集院静氏の連載、青春小説『ガッツン!』に挿絵を2枚づつ描かせていただいてます。
連載第7回、8回。

マチコさんが麻雀の楽しさに目覚めて、異様な勝負強さを発揮し始めます。
美しく、気風が良く、その上運の強いマチコさん、無敵……。

文蔵 2011.6、7

文蔵 2011.7文蔵 2011.7ぼくたちのアリウープ2


5月15日、6月15日にPHP研究所さんから発売されました月刊文庫、『文蔵 2011.6』『文蔵 2011.7』に絵を描かせていただきました。
五十嵐貴久氏の新連載小説『ぼくたちのアリウープ』の扉絵を描かせていただいてます。
連載第2回、第3回。

絵は第2回で描かせていただいた神田先輩(とキャプテンの小野先輩の肩)。

頑なな2年生に部活動を阻まれてしまう新1年生のジュンペーたち。
やっとの思いでなんとか入部だけはしたものの、一向にボールにもさわらせてもらえません。
バスケ部への入部を熱望していた仲間たちも、この先に希望を持てず、他の部へ移っていってしまいます。
希望に燃えているであろう1年生にこの仕打ちはつらいよなあ~。
ジュンペーがんばれ。

小説新潮 2011年 6月号

小説新潮 2011年 6月号flickout

5月21日に新潮社さんから発行されました雑誌、『小説新潮 2011年 6月号』に、絵を描かせていただきました。
壁井ユカコ氏の小説『flick out』に挿絵を1枚描かせていただいてます。

こちらは『大人のための学園小説』という特集のなかの一編です。
不思議な設定のお話なのですが、なるほど、まさに大人のための学園小説!と思わずうなる内容でした。
ラストとか、とっても素敵!(おもわずじんわりと涙が……)
お話の内容上、場面展開が劇的で印象的でおもしろいので、映像作品になったら魅力的だろうなあ、なんて感想を持ちました。

ああ、もっと早くご紹介いたしたかったです(汗)。

テッドがおばあちゃんを見つけた夜

テッドがおばあちゃんを見つけた夜

5月18日に徳間書店さんから発売になりました、『テッドがおばあちゃんを見つけた夜』(ペグ・ケレット氏著・吉上恭太氏訳)という本の装画、挿絵を描かせていただきました。

月刊J-novel 2011年 6月号

月刊J-novel(ジェイ・ノベル) 2011年 5月号coffee blues 17

5月14日に実業之日本社さんから発行されました雑誌、『月刊J-novel 2011年 6月号』に、絵を描かせていただきました。
小路幸也氏の連載小説『coffee blues』に挿絵を一枚描かせていただいてます。
連載17回目、最終回です。

1年5ヶ月のあいだの連載、長いようで終わってみればあっという間でした。
毎月毎月、魅力的な登場人物を描かせていただけてとても嬉しかったです。
途中、小路先生に質問をさせていただいたりしてとても助けていただきました。
何よりほんとに楽しかったです。
小路先生にはあらためてお礼申し上げたいです。(こんなところからで恐縮ですが)

いよいよの最終回。
事件は一応の大団円を迎えるのですが、同時にダイは一生抱えてゆかねばならない事実とも向き合うことになります。
温かな人たちに囲まれて一見ほのぼのと幸せな環境ではあるけれど、ほろ苦さがつきまとうダイの人生。
気持ちのよい隣人たちも、良くみてみればみんな何かしら一癖あって一筋縄ではいかない人たちばかりで、それだけにダイの気持ちを察してそっと寄り添ってくれているのかもしれません。

そして、私いちおし、大好きな三栖さんが今回とにかくカッコイイ……!!
はあ、もう三栖さんを描けないのかと思うとほんとにさみしいッ!
今回は乱闘シーンを描かせていただいたのですが、このときこの現場には三栖さんはいなかったので描けませんでした。
ああ残念ッ!

三栖さんが出てくるスピンオフ的な物語をぜひとも読みたいですッ!!と思わず小路先生におねだりしてしまいました。
超多忙な小路先生なので、難しいことなのかもしれませんが、私は粘り強くいつまでも推してゆきたいと思っております!
三栖さんラヴー!!

Web小説中公 2011年5月号・6月号

天空の死角4天空の死角5

5月10日、6月10日に中央公論新社さんから発行されました雑誌、『Web小説中公 2011年4月号・5月号』に絵を描かせていただきました。
安東能明氏の新連載小説『天空の死角 警視庁捜査一課特殊班』に挿絵を2点ずつ描かせていただいてます。
連載第4回、5回。

高所での常軌を逸した事件はさまざまな企業の利権が絡む複雑な展開に。
事情がわからないままに事件の中心に巻き込まれたクレーンオペレーターの夏美が、男ばかりの物語の中で異彩を放って印象的です。
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