縄文の家殺人事件 歴史探偵・月村弘平の事件簿

縄文の家殺人事件 ~歴史探偵・月村弘平の事件簿~ (だいわ文庫)

だいわ文庫「縄文の家殺人事件 歴史探偵・月村弘平の事件簿」(風野真知雄氏著)のカバーイラストを描きました。

東京と青森で見つかった二つの遺体。密室、13年前の死、古代史の謎。八丁堀同心の血を引くイケメン歴史研究家が難事件に挑む! 


大和書房のサイトより引用しました。

主人公の歴史研究家の月村さんは縄文時代の専門ではないのですが、事件の内容が縄文がらみなので縄文土器を配した研究室っぽい部屋にいる月村さんと、月村さんの彼女で刑事である夕湖さん(と猫のチェット)を描いてみました。
ちなみに、月村さんと夕湖さんを描くにあたっては、実は編集さんからイメージモデルとなる俳優さんを提示されていたのですが、なんとなく内緒にしておきます。
ちょっとは似ているかな……??

内容がミステリーなのであまり詳しいことはここに書けませんが、思わぬトリックが仕掛けられていて……これはちょっと予想しづらいのでは……?

事件の本筋とは別なところになりますが、なんだか月村さんの周りにもうひとり、元アイドルのツアーガイドの女性というのがなんだか思わせぶりに絡んできていて……大変気になるところです。
彼女のわりと積極的なアプローチに対して月村さんもソフトでつかずはなれずの対応というか、夕湖さんという彼女がいるわりには毅然とはとてもいえない余地を残した対応(に私には見える)で、今後三角関係?に発展しそうな匂いがぷんぷんいたします。
夕湖さん、ピンチ……!
スポンサーサイト

ダチョウは軽車両に該当します

ダチョウは軽車両に該当します (文春文庫)

文春文庫「ダチョウは軽車両に該当します」(似鳥鶏氏著)のカバーイラストと章カットを描きました。

動物園ミステリ・待望の第2弾!

ダチョウと焼死体がつながる?――楓ヶ丘動物園の飼育員「桃くん」とツンデレ女王の「鴇先生」、怪しい仲間たちが解決に乗り出す。

県民マラソン大会のコースを駆け抜けてくるのは「ダチョウだって?」――そして発見された焼死体。捕獲したダチョウと被害者とをつなぐものとは? キリン飼育員・桃くんにツンデレ女王・鴇先生、変態(?!)・服部くん、アイドル飼育員・七森さんら、楓ヶ丘動物園の怪しく愉快な面々が活躍する動物園ミステリー第2弾!


文藝春秋のサイトより引用しました。

カバーイラストには、勇ましいクールビューティーな鴇先生と、主人公桃くん、そして私お気に入りの『変態』服部くんを変態っぽく帯の下に隠れるように(というかそこしか彼の居場所がなくなってしまったんですが)描いてみました。
章カットは今回は章タイトルにちなんで全部鳥類の絵を描いてます。
動物描くの、昔はあまり機会が無く、わりと苦手意識が強かったのですが、徐々に楽しくなってきました。

今回は前回にも増して鴇先生のカッコよさと服部くんの変態っぷりが際立ちます。
そして服部くんの飼犬のディオゲネスの名犬(迷犬?)っぷりもとっても素敵で、わたしごころをわしづかみされました。
今回も起こってしまう事件はかなりシリアスなものなのですが、桃くんや服部くんや七森さんらがかかわってくるとなんとも空気がやわらかに……(笑)
緩急のついた事件の展開に目が離せなくなります。

こちらのシリーズ、人が死なない系の短編ミステリとかも読んでみたいなあ~、ていうかこのシリーズもっともっと読みたいなあ~、ていうか、
きっと服部くんがつけているであろう「桃くんの観察日記」とか
読んでみたいなあ~!と妄想してしまうくらい、この人たちが大好きです。
叶うといいな~

消防女子!! 女性消防士・高柳蘭の誕生

消防女子!! 女性消防士・高柳蘭の誕生 (宝島社文庫)

宝島社文庫「消防女子!! 女性消防士・高柳蘭の誕生」(佐藤青南氏著)のカバーイラストに、単行本のカバーイラストを引き続き使っていただきました。

第9回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞受賞作家が描く、消防サスペンスの文庫化!新米女性消防士・高柳蘭は横浜市消防局湊消防署に入局し、多忙な日々を過ごしていた。ある日、蘭の使用している空気呼吸器の空気残量が不足していることに気づく。毎日欠かさず点検しているにもかかわらず連続して起こる不可解な出来事に、蘭は同僚の犯行を訝り疑心暗鬼になってしまう。さらには、辞職を迫る脅迫状まで届き……。一方、世間では世界一周クルーズ中の中国豪華客船が横浜港に寄港した。しかし海上で事件が起こり、蘭たちに出動要請がかかる!


宝島社サイトより引用しました。

単行本のときにブログでご紹介してなかったようなので(汗)、ここでご紹介。

舞台が私の地元である横浜で、しかも主人公親子が住んでいるところがとっても近所!
登場してくる舞台のそこここに土地勘があって、読んでいてとってもニンマリしてしまいました。
横浜になじみのある方にはぜひぜひ読んでいただきたいなあ、と思いました。

女性の消防士なんて、現場が現場だけに活躍できるのかなあ、なんて思っていましたが、女性ならではの活躍シーンがしっかりあり、とても感心してしまいました。
そして職場で孤軍奮闘と思われた主人公蘭ですが、少しずつ周りの信頼を得て、また周りで見守ってくれていた人たちの気持ちに気付くことができて、チームとしてまとまってゆく展開がとても心地よかったです。

横浜市の消防車や消防士さんの姿を描くにあたり、ネットなどで資料も集めましたが、近くの消防署に出かけていって、ジイ~ッと観察したりもしていました。
(傍からみたらとっても不審な人物だったと思います……。)
でも消防士の方々のお仕事について、今回いろいろ知ることが出来て、なんとなく消防署が身近になった気もいたしました。

アサギをよぶ声

アサギをよぶ声

偕成社「アサギをよぶ声」(森川成美氏著)に絵を描きました。
装画と、あと本文にカラー別丁扉を含め大小14点の挿絵を描いています。

女性でありながら戦士になりたい少女アサギ。彼女の父も勇敢な戦士だった。素直な語り口で一人の少女の成長を描く長編ファンタジー。


偕成社のサイトより引用しました。

縄文時代を描くのは初めてで、いろいろ調べてはみましたが、わからないことも多くて……。
一生懸命想像して描きました。
主人公は「アサギ」という名前で、しかもタイトルでもあるので、今になって思うと、もしかしたらあさぎ色を使うべきだったのかもしれませんが、なんか、私の中の縄文のイメージが朝焼けの早朝だったのと、アサギの強さを出したかったので、こんな赤々とした絵になりました。

アサギは弓矢の特訓をすることによって戦士になろうと試みていて、物語を通して弓矢が大変重要アイテムなのですが、私は弓矢についての知識も乏しく、著者の森川先生からも助言をいただきながら描かせていただきました。
以前より弓道に大変憧れを持っていたので、弓を引く姿を描くことができるのがとっても嬉しかったのですが、反面まったく未経験なのも手伝って、自分の中の弓矢に対するイメージがいかにあやふやかが今回よくわかりました。
どこかで弓矢体験したいなあ~。

自分の道を拓こうとストイックに努力や工夫を重ねてゆくアサギが大変魅力的です。
そしてそれを影で支える戦士ハヤも、ものすごく素敵な大人です。
そして、ハヤに「もののみかた」を学び、論理的にものを考えるようになってゆくアサギに、大変目が覚めるような思いをしました。
努力を尽くして最高の結果を出してもなお、理不尽な理由から認められず道が切り開かれなかったとき、その現状をどう受け入れてどう進んでいったらよいのか。
どんな人でもこんな状況に置かれたら生きる希望をなくしてしまいそう、徹底的に心が折れてしまいそう、と思うのですが、アサギはハヤの教えから、
「自分の力で変わることが出来た自分を信じることができる」
と、自分自身に希望を見出すことで、状況を受け入れ、前向きに生きていこうとします。
なんて素晴らしいんだろう……。

自分を信じることが出来るというのは、やはりそれ相応の努力をすることが出来た自分という事実があるからなのであって、自分に厳しく努力を惜しまないということは、結果を追求するということだけではなく、なによりそれを成しえた自分自身を信じる力になるのだなあということに甚く感心したのでした。

物語のあちこちに、この縄文のむらが抱えている状況や社会的矛盾の情報がちりばめられていて、今後の波乱を予感させます。
そしてアサギのこれからも、アサギの技量、ものの考え方からして、このままではおさまらないであろうということをひしひしと感じられます。
続編が待ち遠しいです……!

神津恭介、犯罪の蔭に女あり:神津恭介傑作セレクション2

神津恭介、犯罪の蔭に女あり: 神津恭介傑作セレクション2 (光文社文庫)

光文社文庫「神津恭介、犯罪の蔭に女あり: 神津恭介傑作セレクション2」(高木彬光氏著)のカバーイラストを描きました。
↓「神津恭介、密室に挑む」に続くセレクション第2弾です。

神津恭介、密室に挑む: 神津恭介傑作セレクション1 (光文社文庫)

今回も、1巻に引き続き「ザ・名探偵」ふうみが出るように、
「探偵といえばやっぱりトレンチコートでしょう!」
ということで描いてみました。
ちょっと事件の猟奇的な雰囲気も出るといいなあと思いつつ。

1巻めも女性がからんでくる事件が多かったのですが、今回は副題の通り、全編に妖しくも美しい女性たちが登場してきます。
神津さん、女性に対して結構厳しい目を向けていることが多くて、
ひょっとして神津さんは女嫌い……??
と思ってしまうほどでした。
(気になって調べてみましたけど、結婚もしているし、特にそういうことは無いらしいです)

1巻に引き続き、神津さんファンのかたはもちろん、ご存じなかった方にもぜひぜひ!手にとっていただきたいです。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。